新年明けましておめでとうございます。
新しい新春を迎え、醤油蔵やもろみ達そして私を含めまた一つ成長し、
もろみは新たに完熟を迎えております。
この完熟は、まもなくお客さまの元へお届けできるかと感無量でございます。
さて昨年末は、お客様にお分けする醤油がなくなってしまい、大変ご迷惑をおかけいたしました。
小さな醤油蔵でやっておりまして生産量や一日に絞る量が限られているので、
急激にご注文をたくさん頂くと、どうしても守りに入り制限をかけせざるを得ません。
本当に申し訳ございませんでした。
私どもは、江戸時代から続くこの丸中醤油蔵を未来永劫守っていく所存でございます。
歴史の積み重ねは新たに作り生むことが出来ないものと考え、伝統の製法そして味、丸中醤油蔵に棲みついている菌も、私たちは、これからもそれを誇りとし今年も邁進していきたいと思います。
本年度もどうぞ丸中醤油をよろしくお願いいたします。
平成22年元旦 丸中醤油株式会社 代表取締役 中居真和
小学館 和楽100号記念号
「メイド・イン・ジャパンの天下一品を愛する」
買って、使って、暮らしを豊かに。心も豊かに。
日本の伝統をうけついで大切につくられ、多くの方が購入することができる天下一品を探してみました。
来る年は、そんな天下一品と過ごす心豊かな暮らしをかなえたいもの。
愛すべき‘もの語り’のはじまりです!
【百年超え、愛され長生き】
日本には、私たち人間の寿命をはるかに超えて、愛され育まれてきた味や道具があります。
寛政年間に創業した丸中醤油もその代表格です。近年は食の西洋化や便利な調味料の台頭で、蔵元が次々と消えています。そんな中、丸中醤油は現当主で8代目。大寒仕込みという、雑菌の繁殖の心配がない冬に仕込み、夏の暑さで醗酵を進め、冬に熟成させる、仕込みから出荷まで3年かける古式製法を守っています。
蔵に棲みつく天然醸造菌が醸す味は天下一品です。200年古式製法を守り抜く「丸中醤油」
ホルトハウスさんの料理に対する探求心と情熱は、素材選びから始まります。選んで、食べて納得した、お正月に欠かせない食材と調味料を教えて頂きました。
滋賀‘淡海地鶏’、岐阜‘原木しいたけ’、沖縄‘豆腐よう’、鹿児島産‘極上本節’、丹波産黒豆、滋賀‘杉樽三年熟成しょうゆ’、石川産‘加賀れんこん’。お取り寄せの食材が届いたら、いよいよお正月の準備の始まりです。
手間もお値段も少々張りますがおいしさがそれを補って余りあります。 ― ホルトハウス房子
● しょうゆ
江戸時代より蔵に棲みつく微生物の自然の営みにまかせた古式製法による‘蔵出し杉樽三年熟成しょうゆ’。
大豆は、契約栽培による地元滋賀県産のタマホマレを使用。登録有形文化財の大蔵の百年杉樽から蔵出ししています。
「丸中醤油」 720ml¥1470(蔵出し価格)
これさえあればの調味料おいしい調味料さえあれば、手間いらずで料理上手になれます。
買い置きの豆腐に、おいしいしょうゆをひと垂らし、あるいは自然海塩をぱらり。しょうゆ数滴の味付けで、一瞬にして美味と健康の両方が手に入るのは、そのしょうゆの中に、厳選された原料、職人さん達の丁寧な手仕事、発酵という自然の営み、そしてじっくりと重ねた時間など、豊かな要素が凝縮されているからです。
備えあれば美食あり、なのです。
丸中醸造醤油
テーブルに常備したい
古式製法で3年もの歳月を重ねた長期熟成
タイプ。そそられるような香ばしいにおい
が広がる。ブレンドして、味のバランスを
ひとつにまとめており、塩のとがった部分
やいやなくせがまったくない。かろやかな
うまみをもつ均整のとれた味わいは、茹でた
青菜や、豆腐にそのままかけて味わいたく
なる。蔵元は滋賀県愛知郡。720ml 1260
円 0749-37-2719
主役の野菜以上に大切なのが、しょうゆなどの調味料選び。~(省略)
昔ながらの無数の菌が住んでいる蔵で生み出された調味料には、血液をきれいに、肌を美しく、怪我を治りやすく、体質を改善し、脳神経の働きをアップさせます。
本物のしょうゆは、それだけをお湯に溶いても、とっても美味しい。複雑にコンソメやいろいろなものを組み合わせる必要がありません。しかも、少量でうんと味が利きます。だから本物の調味料は、少しずつ使いましょう。自己主張するのではなく、素材の持ち味を引き出して、引き立ててくれます。野菜や植物性の材料だけのスープには、そのほうが合うのです。
丸中醤油(丸中醤油)/丸大豆、小麦、塩。
しょうゆの材料は本来それだけです。加えられるべきは添加物やアルコールではなく、伝統の樽と蔵と職人の腕、時間。杉樽3年熟成の素材を引き立て、盛り上げる美味しさと味の奥行き、効能をお試しください。 organic base 奥津典子
安全な食品の見分け方 安部司
-もどき調味料を使っていませんか?-
作りおきすると便利な「本返し」自家製つゆも本返しを作りおきしておけば手軽に作れます。丸大豆しょうゆ1Lを入れたペットボトルに着色料無添加のザラメ250gを加え、冷暗所に約1ヶ月置きます。
だし汁とこの本返しを9:1の割合で入れると煮物にも利用できるおいしいつゆの完成。ただし、しょうゆは質のいいものを。先生のお勧めは3年熟成させた丸中醤油。
調味料
しょうゆ一つをとっても味わいは実に幅広いです。ご自分の舌に合ったものが一番いいものですが、本書で使っている調味料を紹介します。
「 丸中醤油 」
しょうゆ蔵が登録有形文化財に認定。江戸時代からの古式製法を用い、3年の時をかけて熟成されます。原料にもこだわり国産大豆100%を使用。香りのよさと、うまみの濃さが特徴で、さしみのつけじょうゆとしてはもちろん、すべての料理に。
日本橋 ゆかり 三代目野永喜三夫
-文化出版局-
11月9日(月)NHK総合 ゆうどきネットワーク
●そこが知りたい!15分
「~人気の“地しょうゆ”~ ゲスト:農学博士 小泉武夫さん」
日本人にとってなじみ深い調味料、「しょうゆ」。大手メーカーによる大量生産のしょうゆが消費の大半を占める中、中小の醸造元が作るその土地独自の「地しょうゆ」を守ろうという動きが活発になっている。
滋賀県愛荘町で200年以上続く醸造元では、今も3年かけて自然発酵させる昔ながらの製法を守っている。蔵の大改装を行った際も蔵の中にいる「発酵菌」を守るため様々な工夫を凝らした。発酵学の権威、農学博士の小泉武夫さんに、日本のしょうゆの奥深さ、そしてそれを守り続ける意義について教えていただきました 。
「丸中醤油」古来伝統極上の味
滋賀県・湖東で、江戸時代より続く老舗の「丸中醤油」。創業時そのままの醸造蔵(有形文化財の登録)と蔵の中にすみつくといわれる醸造菌を守り続け、古式製法で3年間ゆっくりと熟成させて生まれたしょうゆです。原料は国産無農薬栽培の大豆に小麦、塩と鈴鹿山脈から流れる水。大寒仕込みでじっくり発酵熟成され、香り高くうまみも極上。
日本の味でもあるしょうゆを時間のかかる古式製法で作っているところは数少なくなっています。
皆様こんにちは。蔵人の近藤です。
日中はまだまだ暖かいですが、朝晩の冷え込みに季節の移り変わりを感じます。
世間では新型インフルエンザのニュースばかりですが、私達蔵人も体調管理には十分に気をつけて、日々の作業にあたっています。
小さな蔵元ですので、一人欠けるだけでも大変な事になってしまいます。
皆様も体調にはお気をつけて下さい。
蔵の中では暑い夏の間、活発に動いていた諸味も涼しくなるにつれ、だんだんと落ち着いてまいりました。
丸中醤油の諸味は、冬の厳しい寒さに耐え、ゆっくりと熟成いたします。春を迎える頃には3年の熟成期間を終えた諸味から、おいしい醤油が搾れることと思います。
冬の寒さは私たちにとって厳しいものですが、丹念に作業にあたり、皆様にじっくり深みのあるおいしい醤油をお届けさせていただきたいと思います。
さて、早いもので間もなくお歳暮の時期を迎えます。
昨年も多くのお客様にご利用いただき、大変感謝しております。
今年も、「贈って良かった」「良い物を頂いた」と言って頂けるように頑張りますので、よろしくお願い致します。 丸中醤油職人 近藤 裕介
10月7日(水)
日本テレビ系‘おもいっきりDON!にて丸中醤油をご紹介頂きました。
10月12日(月)
汐留日本テレビでの-秋のうまいもの祭り-にて
秋の食材厳選調味料【究極醤油】として
丸中醤油の丸中醸造醤油150mlを数量限定販売させていただきました。
soy sauce しょうゆ
しょうゆ漬けなどには濃口を使って
塩気とうまみのバランスがとれた濃口。
料理によって使い分けますが、広く使われているのは濃口しょうゆです。
-丸中醸造醤油-
滋賀県の大豆と愛知県の小麦を使用。
200年の歴史のある蔵で3年の熟成を経て
造られるコクのあるしょうゆ。*丸中醤油
食 産地を訪ねて
滋賀の蔵 昔ながらの製法
熟成3年「地しょうゆ」守る寒暖の差が育む味
木のはしごを上り、杉樽の上にたどり着く。高さ3メートルはある。いくつも並ぶ樽の中には、しょうゆの前身のもろみ。冷房のない蔵の中は蒸し暑い。櫂棒で丹念にかき回し、発酵を促す。
滋賀県愛荘町。創業200年を超える「丸中醤油」の蔵を訪ねた。
樽ごとに微妙にもろみの色が違う。薄茶色、黒っぽい茶色。「1年、2年と熟成で色も変わります。耳を傾けてみてください。」と社長の中居真和さん。ぷちっ、ぷちっと音がする。もろみが生きているのだ。中居さんは五感を働かせ、色や音、香りで熟成を確認する。本醸造という昔ながらの製法を守る。大豆、小麦、塩、麹を合わせたもろみを発酵、熟成させる。製法を機械化させ、タンク内で温度管理し、6ヶ月程度で完成させるメーカーが多いが、ここでは気候まかせ。だから、熟成に3年の時間をかける。
「盆地ならではの寒暖の差が、よいしょうゆを生むんです」~(省略)
便利さで人気がある「だししょうゆ」などの加工品を売り出す地方のメーカーもある。しかし、中居さんは、加工品には手を出さず、しょうゆ一本勝負だ。~(省略)
今春、数千万円をかけて創業以来続く蔵の耐震工事をした。業者からは建て替えた方が安いと言われたが、昔からの蔵を残した。「天井や壁、床は微生物の宝庫。この微生物が熟成や味を支えてくれているんです」。時が育むしょうゆ。発酵調味料の文化を復活させたいと思っている。
体にいい自然食品 秋号にてご紹介頂いております。
ご贈答ギフトセット「匠」セットに入っている〈柚子しょうゆ〉〈生姜しょうゆ〉が大変ご好評を頂き、この度家庭画報さんの依頼によりご紹介頂くことになりました。
丸中醤油に酢を使わず、香り高い土佐無農薬ゆずエキスと三河みりんでポン酢に仕上げた〈柚子しょうゆ〉と、丸中醤油に高知無農薬生姜を入れた〈生姜しょうゆ〉です。
皆さんこんにちは、いつも丸中醤油をご愛用頂きましてありがとうございます。
神野です。
久々に蔵便りを担当します。今日は、是非皆さんにお伝えしたいと思う事を記載させていただきます。実は、私は今年、蔵内に大変大きな変化を感じております。
最初に感じたのは3月から5月にかけての出麹の時期です。
時期としては春なのに改修前と比べてかなり寒く感じました。
そして6月からこの8月にかけては大変蒸し暑いと感じております。例年と比較にならないほどかなりの湿度があるようです。
仕込んだ諸味も6月ぐらいになってくるとアルコール発酵が始まりますが、
早くも温度と湿度がグッと上っており、醸造菌にとっては大変良い状態でしょう。
例年と比較すると、実は今年は櫂入れの回数を変えてますが、諸味も、発酵している
期間も長く、例年と比べても明らかに早く、色もついております。
湿度が上がると産膜酵母が目に見えて活発に活動しており、この蒸し暑さが
菌を活発にさせているのではと感じます。
諸味に出てくる産膜酵母も去年までだと櫂入れすれば2,3日は出てこなかったのですが、今年は櫂入れした翌日には産膜酵母が出始めています。
杉樽の周囲もこんなに膜張ってたっけ?というぐらいについてます。
蔵の床も例年と比べられないほど、あちこちヌルヌルで足元が滑る状態です。床を掃除した翌日にはまたツルツルすべる状態です。
多分、蔵の最善の策を講じて行った耐震補強工事での蔵内の微生物への影響は問題ないと思われる事。そして以前は若干の隙間が多かったのですが補強後、蔵内の気密性が高まったこと。
それにより仕込みを通じて塩水に仕込んだ乳酸発酵中は涼しく、発酵への影響もより活発になったと考えております。
うまく表現ができませんが、補強工事があって大工さんなどいろんな人が出入りし住み着いている菌に影響あるのかと心配な面がありましたが、現在の諸味の様子を見ているかぎり、むしろ我々蔵人にとっては非常によい影響が出ている、「美味しい醤油になる」と大変喜んでおります。
今後とも丸中醤油を何卒よろしくお願いいたします。 丸中醤油 神野明
いつもありがとうございます、丸中醤油の吉川 薫と申します。
毎日暑い日が続きますが皆様はいかがお過しでしょうか?
只今、ギフトシーズンという事もあり、蔵元にお越しくださる事も大変多く、
わたくしも接客させていただいております。
蔵内で作業中に対応することもありますので、何かと行き届かないこともあると思いますが
これからも皆様のお手元に美味しいお醤油をお届け出来る様に頑張っていきますので
今後ともよろしくお願い申しあげます。 吉川 薫