小学館 和楽100号記念号
「メイド・イン・ジャパンの天下一品を愛する」
買って、使って、暮らしを豊かに。心も豊かに。
日本の伝統をうけついで大切につくられ、多くの方が購入することができる天下一品を探してみました。
来る年は、そんな天下一品と過ごす心豊かな暮らしをかなえたいもの。
愛すべき‘もの語り’のはじまりです!
【百年超え、愛され長生き】
日本には、私たち人間の寿命をはるかに超えて、愛され育まれてきた味や道具があります。
寛政年間に創業した丸中醤油もその代表格です。近年は食の西洋化や便利な調味料の台頭で、蔵元が次々と消えています。そんな中、丸中醤油は現当主で8代目。大寒仕込みという、雑菌の繁殖の心配がない冬に仕込み、夏の暑さで醗酵を進め、冬に熟成させる、仕込みから出荷まで3年かける古式製法を守っています。
蔵に棲みつく天然醸造菌が醸す味は天下一品です。200年古式製法を守り抜く「丸中醤油」
ホルトハウスさんの料理に対する探求心と情熱は、素材選びから始まります。選んで、食べて納得した、お正月に欠かせない食材と調味料を教えて頂きました。
滋賀‘淡海地鶏’、岐阜‘原木しいたけ’、沖縄‘豆腐よう’、鹿児島産‘極上本節’、丹波産黒豆、滋賀‘杉樽三年熟成しょうゆ’、石川産‘加賀れんこん’。お取り寄せの食材が届いたら、いよいよお正月の準備の始まりです。
手間もお値段も少々張りますがおいしさがそれを補って余りあります。 ― ホルトハウス房子
● しょうゆ
江戸時代より蔵に棲みつく微生物の自然の営みにまかせた古式製法による‘蔵出し杉樽三年熟成しょうゆ’。
大豆は、契約栽培による地元滋賀県産のタマホマレを使用。登録有形文化財の大蔵の百年杉樽から蔵出ししています。
「丸中醤油」 720ml¥1470(蔵出し価格)
これさえあればの調味料おいしい調味料さえあれば、手間いらずで料理上手になれます。
買い置きの豆腐に、おいしいしょうゆをひと垂らし、あるいは自然海塩をぱらり。しょうゆ数滴の味付けで、一瞬にして美味と健康の両方が手に入るのは、そのしょうゆの中に、厳選された原料、職人さん達の丁寧な手仕事、発酵という自然の営み、そしてじっくりと重ねた時間など、豊かな要素が凝縮されているからです。
備えあれば美食あり、なのです。
丸中醸造醤油
テーブルに常備したい
古式製法で3年もの歳月を重ねた長期熟成
タイプ。そそられるような香ばしいにおい
が広がる。ブレンドして、味のバランスを
ひとつにまとめており、塩のとがった部分
やいやなくせがまったくない。かろやかな
うまみをもつ均整のとれた味わいは、茹でた
青菜や、豆腐にそのままかけて味わいたく
なる。蔵元は滋賀県愛知郡。720ml 1260
円 0749-37-2719
主役の野菜以上に大切なのが、しょうゆなどの調味料選び。~(省略)
昔ながらの無数の菌が住んでいる蔵で生み出された調味料には、血液をきれいに、肌を美しく、怪我を治りやすく、体質を改善し、脳神経の働きをアップさせます。
本物のしょうゆは、それだけをお湯に溶いても、とっても美味しい。複雑にコンソメやいろいろなものを組み合わせる必要がありません。しかも、少量でうんと味が利きます。だから本物の調味料は、少しずつ使いましょう。自己主張するのではなく、素材の持ち味を引き出して、引き立ててくれます。野菜や植物性の材料だけのスープには、そのほうが合うのです。
丸中醤油(丸中醤油)/丸大豆、小麦、塩。
しょうゆの材料は本来それだけです。加えられるべきは添加物やアルコールではなく、伝統の樽と蔵と職人の腕、時間。杉樽3年熟成の素材を引き立て、盛り上げる美味しさと味の奥行き、効能をお試しください。 organic base 奥津典子
安全な食品の見分け方 安部司
-もどき調味料を使っていませんか?-
作りおきすると便利な「本返し」自家製つゆも本返しを作りおきしておけば手軽に作れます。丸大豆しょうゆ1Lを入れたペットボトルに着色料無添加のザラメ250gを加え、冷暗所に約1ヶ月置きます。
だし汁とこの本返しを9:1の割合で入れると煮物にも利用できるおいしいつゆの完成。ただし、しょうゆは質のいいものを。先生のお勧めは3年熟成させた丸中醤油。
調味料
しょうゆ一つをとっても味わいは実に幅広いです。ご自分の舌に合ったものが一番いいものですが、本書で使っている調味料を紹介します。
「 丸中醤油 」
しょうゆ蔵が登録有形文化財に認定。江戸時代からの古式製法を用い、3年の時をかけて熟成されます。原料にもこだわり国産大豆100%を使用。香りのよさと、うまみの濃さが特徴で、さしみのつけじょうゆとしてはもちろん、すべての料理に。
日本橋 ゆかり 三代目野永喜三夫
-文化出版局-
「丸中醤油」古来伝統極上の味
滋賀県・湖東で、江戸時代より続く老舗の「丸中醤油」。創業時そのままの醸造蔵(有形文化財の登録)と蔵の中にすみつくといわれる醸造菌を守り続け、古式製法で3年間ゆっくりと熟成させて生まれたしょうゆです。原料は国産無農薬栽培の大豆に小麦、塩と鈴鹿山脈から流れる水。大寒仕込みでじっくり発酵熟成され、香り高くうまみも極上。
日本の味でもあるしょうゆを時間のかかる古式製法で作っているところは数少なくなっています。
soy sauce しょうゆ
しょうゆ漬けなどには濃口を使って
塩気とうまみのバランスがとれた濃口。
料理によって使い分けますが、広く使われているのは濃口しょうゆです。
-丸中醸造醤油-
滋賀県の大豆と愛知県の小麦を使用。
200年の歴史のある蔵で3年の熟成を経て
造られるコクのあるしょうゆ。*丸中醤油
食 産地を訪ねて
滋賀の蔵 昔ながらの製法
熟成3年「地しょうゆ」守る寒暖の差が育む味
木のはしごを上り、杉樽の上にたどり着く。高さ3メートルはある。いくつも並ぶ樽の中には、しょうゆの前身のもろみ。冷房のない蔵の中は蒸し暑い。櫂棒で丹念にかき回し、発酵を促す。
滋賀県愛荘町。創業200年を超える「丸中醤油」の蔵を訪ねた。
樽ごとに微妙にもろみの色が違う。薄茶色、黒っぽい茶色。「1年、2年と熟成で色も変わります。耳を傾けてみてください。」と社長の中居真和さん。ぷちっ、ぷちっと音がする。もろみが生きているのだ。中居さんは五感を働かせ、色や音、香りで熟成を確認する。本醸造という昔ながらの製法を守る。大豆、小麦、塩、麹を合わせたもろみを発酵、熟成させる。製法を機械化させ、タンク内で温度管理し、6ヶ月程度で完成させるメーカーが多いが、ここでは気候まかせ。だから、熟成に3年の時間をかける。
「盆地ならではの寒暖の差が、よいしょうゆを生むんです」~(省略)
便利さで人気がある「だししょうゆ」などの加工品を売り出す地方のメーカーもある。しかし、中居さんは、加工品には手を出さず、しょうゆ一本勝負だ。~(省略)
今春、数千万円をかけて創業以来続く蔵の耐震工事をした。業者からは建て替えた方が安いと言われたが、昔からの蔵を残した。「天井や壁、床は微生物の宝庫。この微生物が熟成や味を支えてくれているんです」。時が育むしょうゆ。発酵調味料の文化を復活させたいと思っている。
体にいい自然食品 秋号にてご紹介頂いております。
ご贈答ギフトセット「匠」セットに入っている〈柚子しょうゆ〉〈生姜しょうゆ〉が大変ご好評を頂き、この度家庭画報さんの依頼によりご紹介頂くことになりました。
丸中醤油に酢を使わず、香り高い土佐無農薬ゆずエキスと三河みりんでポン酢に仕上げた〈柚子しょうゆ〉と、丸中醤油に高知無農薬生姜を入れた〈生姜しょうゆ〉です。
organic base
朝昼夜マクロビオティックレシピ
春夏秋冬×5days+スイーツ
・調味料・食材問い合わせ先
本書の料理はどれもシンプル。ですから、美味しい調味料と食材を使うことがとても大切です。私がいつも使っているものをご紹介します。どれも敬意を感じる製造メーカーさんばかりです。
醤油・…原材料が無添加なのはもちろん、杉樽で3年熟成の本物の美味しさを。
「丸中醤油」問 丸中醤油株式会社 ℡0749-37-2719
別冊宝島 自給自足 手づくり暮らし
醤油 滋賀県愛知郡(丸中醤油)
蔵付きの菌と二百年 醤油屋の守り神
守り続けた天然の醸造菌の営み
丸中醤油では、江戸時代後期より続く蔵で、
蔵人が五感を研ぎ澄ましてもろみの育ち具合を
見極めながら醤油をつくっている。
蔵に入ると、どこか懐かしい、強い芳香が鼻腔をくすぐる。蔵の天井や壁の至るところに白いカビのようなものが付着している。これこそが蔵に代々済み付いているいる天然の醸造菌。~以下省略
(いなかぐらし同様4ページ特集を組んで頂いています。)
和の基本調味料をしっかりと見極める。
素材を生かす名手、宮澤さんに和食の土台となる味を教えてもらいました。「 醤油は旨み礼賛ではいけません。なめておいしく、さらっとしているもの。京都では淡口も多用しますが、丸中醤油の濃い口も優秀です。みりんも同じ考えで、舌に嫌味にならないすぅっと上品な甘さが基本。冷やし鉢で実感してください。 」
滋賀で江戸時代から続く蔵元の三年熟成醤油。個性の違う完熟樽をブレンドする職人技が光る。
写真は一升瓶で、蔵出し特別価格
丸中醤油 ℡0749-37-2719
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神奈川県生まれ。和食の道に入り16年。
茶懐石の名店を経て07年に独立。京都・錦市場ほどの近くに『じき宮ざわ』℡075-213-1326を開き、たちまち話題となる。‘研ぎ澄まされた’という形容がよく合う端正な料理には、四季折々の移ろいがこまやかに反映される。詳細はHPで www.jiki-miyajima.com/
海の野菜をたっぷり食べる
カノウユミコの≪海藻レシピ≫
【調味料について】
醤油は、海藻料理の味の仕上がりを大きく左右する大切なアイテムです。
時間をかけてつくられたもの選んでください。うま味とまろみが違います。
おいしい醤油を使うと、使う量も少なくてすみます。
・一切機械化せずに自然の力を借りる昔ながらの製法を守りぬく『丸中醤油』の醤油
食と向きあう、ていねいな暮らし
11人の日々ごはん
・菜懐石 仙 カノウユミコさんのご紹介
調味料はなるべく質のよいものを使うように心がけています。いいものに出会うために、常にアンテナをはっていることも大事ですね。
丸中醤油 三年熟成
昔ながらの風味を持つ濃い口しょうゆです。
200年余り受け継いできた伝統製法で、自然の発酵にまかせて3年間じっくり醸造されます。