目ざすは、調味料を語れる女
調味料とかけて、美容液と解く。その心は、人生にうるおいをもたらすひとしずく。多忙な毎日、限られた時間の中でパパッとつくるシンプル素材の簡単料理こそ、その仕上がりは味つけによって大きく左右されます。そう、調味料は働くいい女の手料理を陰で支え、食生活を豊かにする切り札なのです。
料理上手な美女の
こだわり調味料が知りたい
料理研究家 コウ静子さん
毎日使うから、素材や製造工程が確かなものを選びます。「少量づつでも毎日口に入れるものですから、妥協はできません。原材料や製造工程をきちんと公開しているもの。しょうゆや酢は昔ながらの製法で長期間熟成 させているものに惹かれます。そうやって丁寧につくられたものは、決まって味もいいんです。働く女性の料理は、素材を生かしてササッと仕上げるものが多い と思いますが、調味料がおいしければ、ただの炒め物でも豊かな味わいに。
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揚げ鶏の薬味しょうゆがけ
鶏骨つきもも肉(大2本)は3等分に切り、塩・こしょう(各適量)、酒(大さじ1)をもみ込む。小麦粉・片栗粉(各小さじ2)を混ぜてまぶし、低温に熱した少なめの油(フライパンの底から2cm程度)で15-18分しっかり揚げる。皿に盛りつけ、みじん切りのしょうが(1かけ)、小口切りにした万能ねぎ(3本)、しょうゆ、酢(各大さじ1)、はちみつ(小さじ1)を混ぜたタレにかける。(2人前)