おもいっきりイイ!テレビ 8-9月号
にてご紹介頂きました。
食材バカ一代 [丸中醤油]
二百年の伝統が息づくまろやかな味わいです。
丸中醤油のふるさとは、滋賀県愛知郡愛荘町。
江戸・寛政年間の創業以来200年以上に渡って、自然の営みに任せた古式製法を守り続けています。
「昔ながらの製法にこだわるのは、伝統の味を守るため」と語るのは、7代目蔵頭の村西志朗さん。工場生産の醤油が一年熟成に対し、丸中醤油では熟成に3年の歳月を要します。この際に欠かせないのが、蔵の至るところに付着した醸造菌。独特のコクとまろやかな醤油造りのために、二百年間菌を絶やさぬよう努めてきたといいます。古式製法を語るうえでもうひとつ特徴的なのが、仕込み段階でおこなわれる'' 塩吊り ''。水を張った樽の上に塩を入れた麻袋を吊るし、一週間かけて溶かしていきます。この手間のかかる作業を経ることで塩とともに醸造菌が水に馴染むのです。
このような伝統的な製法では、気候によって発酵や熟成の進み具合は異なります。状態を見極め、完熟を判断するのが、蔵頭の技の見せどころというわけです。国産の丸大豆と小麦、天日塩を仕込んで歳月が育んだ醤油は、ほんのり赤みがかった淡い色。栓を開けると、ほのかなやさしい香りが漂います。また、見た目以上に味の差は歴然。ごはんにかけて食べると、おいしさが際立ちます。刺身や煮物に用いても、奥深い味わいを堪能できます。
丸中醤油 *注文が殺到した場合、お待ちいただくことがございます。